おもしろい記事を発見。
アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の口論がニュースで話題ですが、
口論になった原因がゼレンスキー大統領の英語表現にあるのではという記事です。
よく英語には「敬語がない」と言われますが、丁寧な表現は存在します。
例えばWill you open the door?よりWould you open the door?のほうが丁寧な伝え方だったり
さらに丁寧にな伝え方ではWould you mind opening the door?
直訳すれば「あなたはドアを開けることを気にしませんか?」という意味。
日本語で言うところは「差支えなければドアを開けていただけませんか」に近いですね。
このように英語でもフォーマルの場では婉曲的な表現が好まれます。
ちなみに米ウ首脳会談で口論の火種となったのがゼレンスキー大統領のこの言葉
“What kind of diplomacy, J.D., you are speaking about? What do you mean?”
「どのような種類の外交ですか?J.D.(人の名前)。あなたは何について話をしていますか?どういう意味です?」
普段の会話なら問題ないのですが、首脳会談かつ、かなり緊迫した社会情勢を考えると少し直接的すぎる発言だったのでは、と記事の筆者は述べています。
ちなみに記事ではこのような言い方が良かったんじゃないかと書かれています。↓
“Could you clarify what kind of diplomacy you are referring to?”
「どのような外交を指しているのか、説明していただけますか?」
What do you mean?よりも遠回しな言い方ですよね。
ちなみにChat Gptさんにも聞いてみました
このような答えが返ってきました。つくづく生成AIの凄さに驚かされますね。
他言語を学ぶうえで意識したいことは「言語とは意思伝達のツールであること」すなわち「何かを伝えるために学ぶ」ということです。
もちろん上記のような英語を使いこなすにはかなり鍛錬が必要ですが、
どのレベルにおいても適切な言語表現を意識するのが大切ですね。
英作文においても「この文章は相手にどう伝わるか」を考えるのが上達の鍵だと思います。
この単語は適切か、文法は適切か。間違ったらどう伝わるのか。
実際に自分が文章を書くときにそんなこと意識していれば、自分が文章を読むときに「筆者の伝えたいこと」をより察知しやすくなるんだと思います。
「言葉の中にある気持ちを考えること」、英語力をあげるためには必要なことですね。
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